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共通の認識を持つことについて

「1」を「1」と共有することは比較的簡単だ。

「1」が絶対とは言い切れないが、「1」を「2」と言い出すほどの認識のずれは早々起こらない。

 

ただ、数字のように定量的なもの以外で、認識を共有し共通の認識を持つことは大変難しい。

「赤い車」ぐらいざっくりしていれば簡単なのかもしれない。

しかし、どれぐらい赤いのか、どんな車なのか、少し情報が複雑化するだけで一気に難しくなる。

人と人との関わりは、すべてそんな状態に晒されているのではないか。

 

私たちは、あまりにも自分の「思い込み」で日々を過ごしている。

それはどこまで対話を重ねても、最後は自分の「思い込み」であるが、せめて「思い込み」の精度を少しでも高めたい。

 

完全に相手を理解することは限りなく不可能に近い(というより、不可能なんだろう)。

それでも、相手を「理解しようとすること」はできる。

 

そういう姿勢だけは失わないようにしたい。

 

認識を共有することは難しいことなのだから、強く意識しておきたい。

 

一方で、すべてを許すほどお人好しでは生きていけない社会である。

ここにさらなる難しさを感じる。

 

優しさと甘さを履き違えると死ぬ。

すべてを許すということは、すべてをあきらめることに等しい(自分の命含む)。

 

 

他者との共通認識をつくることは途方もない道すじであり、有限の人生を消耗する覚悟、勇気のいる過程である。

そこまでする価値を見出せて、初めて共通認識をつくっていくコミュニケーションに時間をかけることができる。

 

私はまだそこに価値を見出せないし、有限の時間を費やす勇気も持てないでいる。

 

上水 優輝

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2008年、福岡市にて複数人で電力を消費しながら音などを出すために結成された団体です。

福岡市を拠点に活動中。

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